2009年 09月 15日
新しい夢の記憶 89 |
ピアノの調律師Kさんの住むマンションを訪問している。
現代美術のギャラリーのような雰囲気の部屋である。
壁も天上も白、床も大理石風の白っぽいタイルでシンプルなのだが、カラフルな衣類が天井のところどころから吊り下げられていたり、Kさん夫妻の趣味であるスキューバダイビングの道具がオブジェのように飾られていたり、チュールでできた赤や緑の何枚ものペチコートがカーテンの代わりだったりと、とても個性的な部屋だ。にぎやかなのに、全体として統一感がある。
Kさんにこういう趣味があるとは知らなかったので驚く。
Kさんは寝室も見せてくれる。
10畳ほどの部屋の真ん中に白いシーツのかかった布団が敷かれていて、その傍に和式の白い便器がある。見たところ使用された形跡はなく、ショールームのようで不潔感はないが、常に清潔にしておかなければいけないので大変そうだ。病気になったときには便利かもしれないけど、と思う。
寝室の壁には、掃除道具が美術館の展示物のようにひとつひとつ間をおいて掛けられている。
ブラシ部分が赤と青と白の針金でできている白い柄のデッキブラシに興味を持つと、Kさんは「東急ハンズで売っていますよ」と教えてくれる。「うちは掃除がいい加減だから、そろそろちゃんとメンテナンスしなきゃだめね」と私は言う。
Kさんのマンションを出て、Kさんの散歩コースを一緒に散策する。
ここは鎌倉のようだ。以前にも通ったことのある路地を歩く。
夕方であたりは暗くなり始めている。
その時、右側でぴちゃん、と何かが跳ねたような水音がする。
暗くてよくはわからないが、沼があるようだ。目を凝らすと水は濁っていて泥のようだ。河童のような生き物が棲んでいそうな沼である。
Kさんと別れて、私は沼の傍にある古い日本家屋に向かう。
その家では今夜、通夜が営まれているらしく、玄関先に提燈が灯り、黒白の垂れ幕がかかっている。
中に入ると和服の黒い喪服を着た人が何人も慌しく動き回っている。
やはり喪服姿の伯母が私を見つけ、「何をしていたの、早くこっちへいらっしゃい」と、奥の部屋へ招き入れる。
現代美術のギャラリーのような雰囲気の部屋である。
壁も天上も白、床も大理石風の白っぽいタイルでシンプルなのだが、カラフルな衣類が天井のところどころから吊り下げられていたり、Kさん夫妻の趣味であるスキューバダイビングの道具がオブジェのように飾られていたり、チュールでできた赤や緑の何枚ものペチコートがカーテンの代わりだったりと、とても個性的な部屋だ。にぎやかなのに、全体として統一感がある。
Kさんにこういう趣味があるとは知らなかったので驚く。
Kさんは寝室も見せてくれる。
10畳ほどの部屋の真ん中に白いシーツのかかった布団が敷かれていて、その傍に和式の白い便器がある。見たところ使用された形跡はなく、ショールームのようで不潔感はないが、常に清潔にしておかなければいけないので大変そうだ。病気になったときには便利かもしれないけど、と思う。
寝室の壁には、掃除道具が美術館の展示物のようにひとつひとつ間をおいて掛けられている。
ブラシ部分が赤と青と白の針金でできている白い柄のデッキブラシに興味を持つと、Kさんは「東急ハンズで売っていますよ」と教えてくれる。「うちは掃除がいい加減だから、そろそろちゃんとメンテナンスしなきゃだめね」と私は言う。
Kさんのマンションを出て、Kさんの散歩コースを一緒に散策する。
ここは鎌倉のようだ。以前にも通ったことのある路地を歩く。
夕方であたりは暗くなり始めている。
その時、右側でぴちゃん、と何かが跳ねたような水音がする。
暗くてよくはわからないが、沼があるようだ。目を凝らすと水は濁っていて泥のようだ。河童のような生き物が棲んでいそうな沼である。
Kさんと別れて、私は沼の傍にある古い日本家屋に向かう。
その家では今夜、通夜が営まれているらしく、玄関先に提燈が灯り、黒白の垂れ幕がかかっている。
中に入ると和服の黒い喪服を着た人が何人も慌しく動き回っている。
やはり喪服姿の伯母が私を見つけ、「何をしていたの、早くこっちへいらっしゃい」と、奥の部屋へ招き入れる。
by min_y
| 2009-09-15 11:00
| 新しい夢の記憶