2013年 11月 28日
ストップ! 秘密保護法 緊急市民集会 |
昨日、ネットで市民グループの緊急集会が午後行われることを知り、会場である霞ヶ関の衆議院議員会館まで行った。議員会館などというところに行くのはもちろん初めてで会場まで辿り着けるかどうかやや不安もあったがなんということなく到着。
「秘密保護法を考える市民の会」だけではなく他の市民グループの代表や弁護士の海渡雄一さんや生活の党の国会議員などの発言を聞く。
25日に行われた福島での地方公聴会を傍聴した人の報告が印象的だった。傍聴は政党に割り当てられた傍聴券がなければ入ることができず、150席のうち一般傍聴人の席は50席だけ。50席がマスコミ用で、残りの50席は空席だったという。会場の外には大勢の人々が詰めかけていて、空いている席に入れてほしいと懇願してもダメだったそうだ。そして意見陳述人7人すべてが反対意見を述べたにもかかわらず、それを全く無視する形で26日の強行採決に至った。
この法案は国家安全保障と情報への権利に関する国際原則(ツワネ原則)に違反し、国連人権理事会特別報告者がとても強い懸念を示している。
また共同通信によると、米政府元高官モートン・ハルペリン氏(アメリカ国防総省や国家安全保障会議NSCの高官を務めた)が日本のこの法案について政府の裁量がが広すぎ、知る権利と秘密保護のバランスを定めた国際基準を逸脱していると批判している。(本来ならこの法案を歓迎しそうな立場じゃないかと思うが・・・)
その後、6人ほどのグループに分かれて参議院議員へ陳情に行く。私の入ったグループは自民党と民主党の事務所を8箇所まわり、議員ご本人には会えなかったが3箇所ほどは政策秘書の方に直接話を聞いてもらうことができた。(残りの5箇所は事務員さん)
「衆議院で充分な審議もされないまま、特定秘密の範囲も漠然としたまま、公聴会の翌日に強行採決したのは驚きでした。でも良識の府である参議院の先生ならきっと慎重に時間をかけてくださると信じています」
「まるで戦前と同じような流れで再び戦争になるのじゃないか、子供や孫のことを考えると心配です」
「こういうふうな反対運動をするのは初めてで、でもいてもたってもいられなくなってこの場にやってまいりました。日本の将来を本当に危惧しております」
「世界的に見てもあきらかに時代に逆行するようなこんな法律ができれば日本人として恥ずかしく感じます」
などということをおじさんやらおばあさんやら私のような中年のおばさんやらが混在する6人グループで訴えてきた。
参議院の与党議員の中にはこの法案に懸念を抱いている人がいるはずだし、このような重大な法案は党議拘束に縛られず想像力を働かせて熟慮してほしい。
秘密保護法を考える市民の会
「避難の権利」ブログ
ハルペリン氏の意見
「秘密保護法を考える市民の会」だけではなく他の市民グループの代表や弁護士の海渡雄一さんや生活の党の国会議員などの発言を聞く。
25日に行われた福島での地方公聴会を傍聴した人の報告が印象的だった。傍聴は政党に割り当てられた傍聴券がなければ入ることができず、150席のうち一般傍聴人の席は50席だけ。50席がマスコミ用で、残りの50席は空席だったという。会場の外には大勢の人々が詰めかけていて、空いている席に入れてほしいと懇願してもダメだったそうだ。そして意見陳述人7人すべてが反対意見を述べたにもかかわらず、それを全く無視する形で26日の強行採決に至った。
この法案は国家安全保障と情報への権利に関する国際原則(ツワネ原則)に違反し、国連人権理事会特別報告者がとても強い懸念を示している。
また共同通信によると、米政府元高官モートン・ハルペリン氏(アメリカ国防総省や国家安全保障会議NSCの高官を務めた)が日本のこの法案について政府の裁量がが広すぎ、知る権利と秘密保護のバランスを定めた国際基準を逸脱していると批判している。(本来ならこの法案を歓迎しそうな立場じゃないかと思うが・・・)
その後、6人ほどのグループに分かれて参議院議員へ陳情に行く。私の入ったグループは自民党と民主党の事務所を8箇所まわり、議員ご本人には会えなかったが3箇所ほどは政策秘書の方に直接話を聞いてもらうことができた。(残りの5箇所は事務員さん)
「衆議院で充分な審議もされないまま、特定秘密の範囲も漠然としたまま、公聴会の翌日に強行採決したのは驚きでした。でも良識の府である参議院の先生ならきっと慎重に時間をかけてくださると信じています」
「まるで戦前と同じような流れで再び戦争になるのじゃないか、子供や孫のことを考えると心配です」
「こういうふうな反対運動をするのは初めてで、でもいてもたってもいられなくなってこの場にやってまいりました。日本の将来を本当に危惧しております」
「世界的に見てもあきらかに時代に逆行するようなこんな法律ができれば日本人として恥ずかしく感じます」
などということをおじさんやらおばあさんやら私のような中年のおばさんやらが混在する6人グループで訴えてきた。
参議院の与党議員の中にはこの法案に懸念を抱いている人がいるはずだし、このような重大な法案は党議拘束に縛られず想像力を働かせて熟慮してほしい。
秘密保護法を考える市民の会
「避難の権利」ブログ
ハルペリン氏の意見
by min_y
| 2013-11-28 12:04
| 雑感