2017年 03月 30日
新しい夢の記憶 145 |
アスファルトの車道を渡るとすぐに海だ。
磯も砂浜もなく、いきなり海が始まるのだ。
それでもここは海水浴場であるらしく、幾人もが水着で泳いでいる。
せっかくここまで来たのだから泳ごうよ、と隣にいる夫を誘って海に入る。
5、6歩進んだだけでもう底に足が届かなくなる。
海で泳ぐのは中学生の時以来だし、もともと泳ぎには全く自信がないが、プールと違って海水は浮きやすいから大丈夫、と自分に言い聞かせて泳ぎ始める。
泳ぐというよりほんのちょっと水に浮いているだけだったのに、気がつくと岸が50メートルくらい離れてしまった。
急に怖くなり、岸に向かって一生懸命水を掻く。そのうちに平泳ぎは手だけでなく足でしっかり水を蹴らなくてはならないことを思い出し、どうやったらうまく蹴ることができるか考えながら泳いでみる。
ふと見ると岸がすぐ目の前にあって安堵する。
今度はその場所で潜ってみる。
思っていたより海の底は深く、海面から4、5メートルのところまで潜ってしまった。上に戻るまでに息が続かなければ溺れてしまう。大急ぎで海面に向かう。途中、息が苦しくなり、一瞬だけ呼吸すると、また息が続いたので無事に海面に出ることができた。
海から上がると、先ほどの道路ではなく暗い部屋の中だ。
外からの光がガラスの入っていない窓から青白く差し込んでいる。
古びたコンクリートの床に病院用のベッドが3台並んでいる。
一番左側のベッドに浮浪者のような風体の年老いた男が横たわっている。
磯も砂浜もなく、いきなり海が始まるのだ。
それでもここは海水浴場であるらしく、幾人もが水着で泳いでいる。
せっかくここまで来たのだから泳ごうよ、と隣にいる夫を誘って海に入る。
5、6歩進んだだけでもう底に足が届かなくなる。
海で泳ぐのは中学生の時以来だし、もともと泳ぎには全く自信がないが、プールと違って海水は浮きやすいから大丈夫、と自分に言い聞かせて泳ぎ始める。
泳ぐというよりほんのちょっと水に浮いているだけだったのに、気がつくと岸が50メートルくらい離れてしまった。
急に怖くなり、岸に向かって一生懸命水を掻く。そのうちに平泳ぎは手だけでなく足でしっかり水を蹴らなくてはならないことを思い出し、どうやったらうまく蹴ることができるか考えながら泳いでみる。
ふと見ると岸がすぐ目の前にあって安堵する。
今度はその場所で潜ってみる。
思っていたより海の底は深く、海面から4、5メートルのところまで潜ってしまった。上に戻るまでに息が続かなければ溺れてしまう。大急ぎで海面に向かう。途中、息が苦しくなり、一瞬だけ呼吸すると、また息が続いたので無事に海面に出ることができた。
海から上がると、先ほどの道路ではなく暗い部屋の中だ。
外からの光がガラスの入っていない窓から青白く差し込んでいる。
古びたコンクリートの床に病院用のベッドが3台並んでいる。
一番左側のベッドに浮浪者のような風体の年老いた男が横たわっている。
by min_y
| 2017-03-30 11:43
| 新しい夢の記憶