2012年 04月 19日
新しい夢の記憶 124 |
妹と一緒にデパートの屋上庭園にいる。
広い庭園は全体がフラワーアレンジメントでつくられていて、色彩豊かな花々が溢れんばかりに咲き匂っている。
妹と私はジャングルを探検するように花々の中をくぐり抜けて通る。
「あれはフェイクなの?」と、妹が何かの巣のような草でできたへこみを指差してたずねる。
それは「猫の棲んでいる場所」というタイトルが付けられていて、フラワーアレンジメントの一種であるらしい。
妹は「囮」という意味で「フェイク」と言ったようだが、いずれにしてもどういうことなのか私にはわからない。
とりあえず、「さあね、でもウサギならこの前たくさんいたよ」と答える。
この屋上庭園は隣接するデパートの屋上につながっていて、そのあたりからフラワーアレンジメントは明るくふわふわした白い毛皮のようなものに変化している。
私たちはそのふわふわとしたものをかきわけるようにして、隣のデパートの方に向かって歩く。
書籍売場がそちらのデパートにはあるからだ。
ふわふわとやわらかな感触に身体をゆだねながらゆっくりと隣のデパートを目指して進んでゆく。
by min_y
| 2012-04-19 21:01
| 新しい夢の記憶