2013年 02月 15日
メランコリア |
最近観たDVD、ラース・フォン・トリアー監督の「メランコリア」。
「メランコリア」といえばドイツ・ルネサンスの巨匠デューラーの銅版画を思い出すが、この映画もそれと同じく観る人によって解釈の仕方はいろいろありそうだ。しかし、幻想的なプロローグ部分(結構長くて7~8分あった)、息をのんで見入ってしまう美しさに圧倒され、意味なんてどうでもいいじゃないかと思う。
映画は2つの章に区切られていて、ジャスティンとクレアという対照的な姉妹がそれぞれの章の主人公なのだが、どちらも姉クレアの夫の屋敷である人里離れたホテルが舞台で、第一章はジャスティンの惨憺たる結婚式、第2章はそれからしばらく後の出来事で、メランコリアという星が地球に大接近するという一種のSFである。
同じ監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はあまりにも辛すぎて私には受け入れがたい話の展開だったが、「メランコリア」の特に後半の静かな緊張感にはかなり惹き付けられる。
音楽(ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」が使われている)もいいし、なんといっても映像が美しい。映画館で見るべきだったと思う。
※ところで、現実に明日(16日)の夜明け前、小惑星が地球に最接近するという話だけど、まさか「メランコリア」みたいなことにはならないよね。
※2月16日 追記
いやぁ、驚きました! この記事を書いた後で、ロシアの隕石落下のニュース!
まさかまさか小惑星がぶつかったりはしないだろうとは思いつつ、今朝起きた時は「ああ、無事だった」とちょっとホッとしました(笑)。
「メランコリア」といえばドイツ・ルネサンスの巨匠デューラーの銅版画を思い出すが、この映画もそれと同じく観る人によって解釈の仕方はいろいろありそうだ。しかし、幻想的なプロローグ部分(結構長くて7~8分あった)、息をのんで見入ってしまう美しさに圧倒され、意味なんてどうでもいいじゃないかと思う。
映画は2つの章に区切られていて、ジャスティンとクレアという対照的な姉妹がそれぞれの章の主人公なのだが、どちらも姉クレアの夫の屋敷である人里離れたホテルが舞台で、第一章はジャスティンの惨憺たる結婚式、第2章はそれからしばらく後の出来事で、メランコリアという星が地球に大接近するという一種のSFである。
同じ監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はあまりにも辛すぎて私には受け入れがたい話の展開だったが、「メランコリア」の特に後半の静かな緊張感にはかなり惹き付けられる。
音楽(ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」が使われている)もいいし、なんといっても映像が美しい。映画館で見るべきだったと思う。
※ところで、現実に明日(16日)の夜明け前、小惑星が地球に最接近するという話だけど、まさか「メランコリア」みたいなことにはならないよね。
※2月16日 追記
いやぁ、驚きました! この記事を書いた後で、ロシアの隕石落下のニュース!
まさかまさか小惑星がぶつかったりはしないだろうとは思いつつ、今朝起きた時は「ああ、無事だった」とちょっとホッとしました(笑)。
by min_y
| 2013-02-15 15:17
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Comments(4)
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by
nabetsuma at 2013-02-17 08:10
もうひとつの惑星がニアミスだったみたいだよ。
隕石のあとだね。
考えてみれば・・そういうことは起こって当然だったのかも。
メランコリア、ダンサー・イン・ザ・ダークの監督さんだったのね。
なんかねえ・・ドイツや北欧の話って暗い・・
(いまスウーデンのミステリを読んでます。マンケルのシリーズ)
隕石のあとだね。
考えてみれば・・そういうことは起こって当然だったのかも。
メランコリア、ダンサー・イン・ザ・ダークの監督さんだったのね。
なんかねえ・・ドイツや北欧の話って暗い・・
(いまスウーデンのミステリを読んでます。マンケルのシリーズ)
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min_y at 2013-02-17 23:26
ダンサー・イン・ザ・ダーク、ドッグヴィル、奇跡の海と3作品観ましたが、ラース・フォン・トリアーのこれまでの作品はどれも私にとっては辛い映画でしたねえ。
でもメランコリアはちょっと違うかな?やっぱり観てみようかなと思いました。
でもメランコリアはちょっと違うかな?やっぱり観てみようかなと思いました。
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min_y at 2013-02-22 10:15