老犬介護

ラスクが本格的な介護状態になったのは2年以上前に前庭疾患になってからだ。

はじめのうちはオムツ替えにも手間取り、オムツをつけていてもすぐにずれて漏れてしまったりと泣きたくなるような失敗続きだったが、今ではこちらのスキルが向上してオムツの失敗はまずなくなった。

夜泣きに悩まされた時期も長かったが、抗不安薬のトラゾドンを２錠飲ませるようになってから次第に夜泣きもなくなった。最近は夜泣きで起こされることはなく、夜中に１、２度体位変換させるだけで済むようになった。

半年ほど前まではまだ自力でなんとか立ち上がることができ、でんぐり返しで動けなくなるということが1日に何度もあった。頭が下になってひっくり返ったままの状態だと首の骨を痛めたり呼吸ができなくなったりするんじゃないかと、目が離せなかった。しかし今では寝たきり状態なのでそういう心配もなくなった。

ちょっと暴れるだけで骨が出っ張った箇所が床擦れになるんじゃないかという心配はまだある。であるからラスクが目を覚ましている時に放ってはおけないが、以前に比べると介護は格段に楽になっている。

今のところ食欲もあって、ふやかしたドライフードや挽き肉を食べることができている。ラスクはまだまだ元気だ。

この調子で来年までがんばろうね。