2006年 05月 18日
日常 |
朝起きると日が射している。このところ雨や曇りの朝が多かったので気持ちがいい。いろいろな種類の野鳥の声が聞こえる。夫が犬のラスクの散歩から帰ってくる。
チーズトーストとトマトスープとコーヒーの朝食を済ませ、普通ゴミをまとめる。私の住む地域では空き缶やペットボトルなどの資源ゴミと小物金属以外のものは、すべて普通ゴミとして出す。紙くずもリンゴの皮もお菓子の袋もラップ類もトマトケチャップの空き容器もすべて。焼却炉が高性能だからだそうだが、なんとなく腑に落ちない。まとめたゴミは夫が出かける時に集積所まで持って行ってくれる。
夫が家を出た後、犬のラスクの朝ごはん。今日はドライフードに鶏ひき肉と人参と煮干しを混ぜたもの。犬のくせに食が細いのでドライフードに何かを加えて変化をつける。
さっと家の掃除をして、お昼のお弁当づくり。梅干しと鰹節を混ぜた玄米ごはんに海苔をのせる。それから卵焼き、ほうれん草の胡麻和え、昨夜の残り物の大根と椎茸と人参の煮物。お弁当はいつもは作らない。時間と材料がある時だけ。
台所の後片付けをして身支度を整えるとあっという間に11時近くになっている。
銀行へ寄ってから夫の事務所へ行く。7年前に夫が独立してから私は夫の事務所で働いている。二人だけの小さな事務所で、私の仕事内容は要するに雑用。私の出勤時間はまちまちだが自由なようでいて結構不自由だ。夫の仕事のスケジュールを優先させなければいけないので簡単に自分の予定を入れられない。夫の独立前、別々に働いていた頃の方がはるかに時間の自由があったように思う。
ラスクが来てからはますます不自由になっている。夕方の散歩の時間までになんとしても帰宅しなければならないからだ。とはいってもフルタイムで働きながら子育てしている人たちのことを思うと贅沢なことを言っているのはわかっている。
で、今日も5時半に事務所を出ると雨が降り始めている。青山にある事務所の最寄りの駅から40分ほど電車に乗る。
電車の中で辺見庸の「もの食う人びと」を読む。チェルノブイリ近郊に住む放射能で汚染された食物をやむなく食べ続けるお年寄りたちの話。それを読んだ後、駅前のスーパーで夕食の食材を調達する。いつもは日付の新しいものを選んで買う有機栽培の国産大豆使用の豆腐をかごに入れようとしてちょっとためらう。こんなふうにより安全でおいしい食品を選んできたことがなんだか貪欲で利己的な気がしてしまう。
「もの食う人びと」を読むと、今の日本に住む私たちの多くが食に関していかに貪欲であるか思い知らされる。テレビをつければ必ずと言っていいほどどこかのチャンネルでグルメ情報番組あるいは健康情報番組をやっている。私はグルメ情報にはさほど興味がないが、健康物の方はついつい見てしまう。健康には気をつけているのだ。(犬の健康にまでも!)この地球には餓死寸前の人びとも、腐敗したり汚染されたりしている食べ物を食べ続けている人びとも大勢いるのに一方ではグルメな犬や猫に高価なペットフードを与えている人びともいる。私が後者に属することが少し後ろめたい。でも結局、今日も有機栽培国産大豆使用木綿豆腐の日付の新しいものを選んで買ってしまう。
家に戻り、冷蔵庫にさっきスーパーで買った食材を入れ、着替えてラスクの散歩に出る。雨が降っているから散歩そのものだけでなくその前後が大変だ。出かける前はラスクにレインコートを着せ、玄関に新聞紙を敷く。帰ってからはラスクの身体の汚れを拭く。どしゃぶりだと濡れるだけで案外汚れは少ないが今日のような中途半端な雨だと足やお腹が泥だらけになってしまう。とても時間がかかる。面倒だけど家の中で飼っているのできれいにしてやらないとかえってやっかいなことになる。
その後、夕食の支度。今日はキムチチャーハン、トマトと胡瓜のサラダ、豆腐とえのき茸の味噌汁、という無国籍なメニュー。
8時半頃夫が帰宅。テレビを見ながらの夕食。
ラスクの夕ごはんはドライフードに卵と豆腐と鰹節と人参を混ぜたもの。
食後、ソファでゆっくりとお茶を飲みながらくつろぐ。夫も私も気がつくと居眠りをしている。ラスクもソファのそばで眠っている。
こうやって日常が過ぎて行く。
チーズトーストとトマトスープとコーヒーの朝食を済ませ、普通ゴミをまとめる。私の住む地域では空き缶やペットボトルなどの資源ゴミと小物金属以外のものは、すべて普通ゴミとして出す。紙くずもリンゴの皮もお菓子の袋もラップ類もトマトケチャップの空き容器もすべて。焼却炉が高性能だからだそうだが、なんとなく腑に落ちない。まとめたゴミは夫が出かける時に集積所まで持って行ってくれる。
夫が家を出た後、犬のラスクの朝ごはん。今日はドライフードに鶏ひき肉と人参と煮干しを混ぜたもの。犬のくせに食が細いのでドライフードに何かを加えて変化をつける。
さっと家の掃除をして、お昼のお弁当づくり。梅干しと鰹節を混ぜた玄米ごはんに海苔をのせる。それから卵焼き、ほうれん草の胡麻和え、昨夜の残り物の大根と椎茸と人参の煮物。お弁当はいつもは作らない。時間と材料がある時だけ。
台所の後片付けをして身支度を整えるとあっという間に11時近くになっている。
銀行へ寄ってから夫の事務所へ行く。7年前に夫が独立してから私は夫の事務所で働いている。二人だけの小さな事務所で、私の仕事内容は要するに雑用。私の出勤時間はまちまちだが自由なようでいて結構不自由だ。夫の仕事のスケジュールを優先させなければいけないので簡単に自分の予定を入れられない。夫の独立前、別々に働いていた頃の方がはるかに時間の自由があったように思う。
ラスクが来てからはますます不自由になっている。夕方の散歩の時間までになんとしても帰宅しなければならないからだ。とはいってもフルタイムで働きながら子育てしている人たちのことを思うと贅沢なことを言っているのはわかっている。
で、今日も5時半に事務所を出ると雨が降り始めている。青山にある事務所の最寄りの駅から40分ほど電車に乗る。
電車の中で辺見庸の「もの食う人びと」を読む。チェルノブイリ近郊に住む放射能で汚染された食物をやむなく食べ続けるお年寄りたちの話。それを読んだ後、駅前のスーパーで夕食の食材を調達する。いつもは日付の新しいものを選んで買う有機栽培の国産大豆使用の豆腐をかごに入れようとしてちょっとためらう。こんなふうにより安全でおいしい食品を選んできたことがなんだか貪欲で利己的な気がしてしまう。
「もの食う人びと」を読むと、今の日本に住む私たちの多くが食に関していかに貪欲であるか思い知らされる。テレビをつければ必ずと言っていいほどどこかのチャンネルでグルメ情報番組あるいは健康情報番組をやっている。私はグルメ情報にはさほど興味がないが、健康物の方はついつい見てしまう。健康には気をつけているのだ。(犬の健康にまでも!)この地球には餓死寸前の人びとも、腐敗したり汚染されたりしている食べ物を食べ続けている人びとも大勢いるのに一方ではグルメな犬や猫に高価なペットフードを与えている人びともいる。私が後者に属することが少し後ろめたい。でも結局、今日も有機栽培国産大豆使用木綿豆腐の日付の新しいものを選んで買ってしまう。
家に戻り、冷蔵庫にさっきスーパーで買った食材を入れ、着替えてラスクの散歩に出る。雨が降っているから散歩そのものだけでなくその前後が大変だ。出かける前はラスクにレインコートを着せ、玄関に新聞紙を敷く。帰ってからはラスクの身体の汚れを拭く。どしゃぶりだと濡れるだけで案外汚れは少ないが今日のような中途半端な雨だと足やお腹が泥だらけになってしまう。とても時間がかかる。面倒だけど家の中で飼っているのできれいにしてやらないとかえってやっかいなことになる。
その後、夕食の支度。今日はキムチチャーハン、トマトと胡瓜のサラダ、豆腐とえのき茸の味噌汁、という無国籍なメニュー。
8時半頃夫が帰宅。テレビを見ながらの夕食。
ラスクの夕ごはんはドライフードに卵と豆腐と鰹節と人参を混ぜたもの。
食後、ソファでゆっくりとお茶を飲みながらくつろぐ。夫も私も気がつくと居眠りをしている。ラスクもソファのそばで眠っている。
こうやって日常が過ぎて行く。
by min_y
| 2006-05-18 01:24
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