2007年 12月 06日
新しい夢の記憶 53 |
アーチ型ではなく長方形の、幅の狭いトンネルを通っている。
外の白っぽい光で、すぐそこにある出口付近のコンクリートの壁が白く見える。
気がつくとトンネルの外にいる。
扁平な角棒がいくつも台の上に並んでいる。
鍵盤がバラバラになった木琴のようなものだ。
その鍵盤の板ひとつひとつが、銀色に光る白い氷の棘のようなものでびっしりとおおわれている。
どうやら一晩のうちに霜柱ができたらしい。
ボール紙のように厚みのない真っ白な人物が出てきて、私に説明してくれる。
「この霜柱は、空気中の水分とマリンバの中から滲みだした水が反応してできるのです」
白い紙を切ってつくった人型のようなこの人物は「悪魔」かもしれない、という考えがよぎるが、恐怖心はない。
私は軍手をはめて、左手にマリンバの木片を持ち、右手で表面の霜柱を擦ってみる。
付着した霜柱はバラバラと簡単に剥がれ落ちる。
そうやって、次々にマリンバの木片を手に取っては、霜柱を落としてゆく。
外の白っぽい光で、すぐそこにある出口付近のコンクリートの壁が白く見える。
気がつくとトンネルの外にいる。
扁平な角棒がいくつも台の上に並んでいる。
鍵盤がバラバラになった木琴のようなものだ。
その鍵盤の板ひとつひとつが、銀色に光る白い氷の棘のようなものでびっしりとおおわれている。
どうやら一晩のうちに霜柱ができたらしい。
ボール紙のように厚みのない真っ白な人物が出てきて、私に説明してくれる。
「この霜柱は、空気中の水分とマリンバの中から滲みだした水が反応してできるのです」
白い紙を切ってつくった人型のようなこの人物は「悪魔」かもしれない、という考えがよぎるが、恐怖心はない。
私は軍手をはめて、左手にマリンバの木片を持ち、右手で表面の霜柱を擦ってみる。
付着した霜柱はバラバラと簡単に剥がれ落ちる。
そうやって、次々にマリンバの木片を手に取っては、霜柱を落としてゆく。
by min_y
| 2007-12-06 09:17
| 新しい夢の記憶
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