2008年 01月 24日
新しい夢の記憶 56 |
コンサートホールの座席に座っている。後ろから7列目辺り中央の席だ。
後方の席ではあるが、中規模のホールなのでステージまでもさほど遠くなく、なかなかいい席だと思っている。
1曲目が終わり、2曲目はワルツなので体が知らず知らず揺れてしまう。
ウィンナワルツを中心にしたプログラムらしい。
ヨハン・シュトラウスを生で聴くのは始めてなので期待が膨らむ。
「ラデツキー」では聴衆たちも一緒に手拍子するのだろうか? 楽しみだ。
それにしても、なぜかステージがよく見えない。
指揮者の姿も見当たらない。
そのとき、私はようやく気がつく。
私の座っている席の数列前に、巨大な薄型テレビが置かれているのだ。
演奏しているところの細部を見せて、観客を喜ばせようというつもりらしい。
フルートやヴァイオリンの演奏者たちの手元が次々とアップで映し出されている。
そのせいで私の位置からは実物のステージがほどんど見えなくなっているのだ。
せっかくなのだから生のステージをちゃんと見たいと思い、列の端まで移動する。
移動する時、座席それぞれに、透明なビニール袋に入ったブルーの表紙のテキストが置かれていることに気がつく。
ただのコンサートだと思っていたが、どうやら何かのシンポジウムか研修会のようである。
今となっては指揮者だか司会者だか講師だかわからなくなってしまった人物が、座席を見回っている。
私たちがちゃんと内容を理解しているかどうかを、くまなくチェックするためだ。
もうすぐ私のところまでやってくる。
慌ててテキストを開いてみるが、なんのことやらさっぱりわからない。
そもそも私は、このコンサートホールで何が行われているのかすら把握できていないのだ。
後方の席ではあるが、中規模のホールなのでステージまでもさほど遠くなく、なかなかいい席だと思っている。
1曲目が終わり、2曲目はワルツなので体が知らず知らず揺れてしまう。
ウィンナワルツを中心にしたプログラムらしい。
ヨハン・シュトラウスを生で聴くのは始めてなので期待が膨らむ。
「ラデツキー」では聴衆たちも一緒に手拍子するのだろうか? 楽しみだ。
それにしても、なぜかステージがよく見えない。
指揮者の姿も見当たらない。
そのとき、私はようやく気がつく。
私の座っている席の数列前に、巨大な薄型テレビが置かれているのだ。
演奏しているところの細部を見せて、観客を喜ばせようというつもりらしい。
フルートやヴァイオリンの演奏者たちの手元が次々とアップで映し出されている。
そのせいで私の位置からは実物のステージがほどんど見えなくなっているのだ。
せっかくなのだから生のステージをちゃんと見たいと思い、列の端まで移動する。
移動する時、座席それぞれに、透明なビニール袋に入ったブルーの表紙のテキストが置かれていることに気がつく。
ただのコンサートだと思っていたが、どうやら何かのシンポジウムか研修会のようである。
今となっては指揮者だか司会者だか講師だかわからなくなってしまった人物が、座席を見回っている。
私たちがちゃんと内容を理解しているかどうかを、くまなくチェックするためだ。
もうすぐ私のところまでやってくる。
慌ててテキストを開いてみるが、なんのことやらさっぱりわからない。
そもそも私は、このコンサートホールで何が行われているのかすら把握できていないのだ。
by min_y
| 2008-01-24 15:05
| 新しい夢の記憶
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