2008年 05月 19日
新しい夢の記憶 64 |
窓を開けていたら、庭でパチンパチンと鋏を使う音が聞こえてきた。
そっと窓の外を覗くと、痩せたお爺さんが大きな植木鋏を持って、庭の中を歩きまわっている。
お爺さんは麦わら帽子を被り、ゆったりとした作務衣のような形の白いシャツと
紺色の袴のようなズボンを身につけている。
白いあご髭を長く伸ばし、褐色に日焼けした手首は枯れ枝のように細い。
この家の前の持ち主か、近所のご隠居さんなのだろうか。
私が庭の手入れをしないので、伸び放題の庭木が気になるのだろう。
悪気はないだろうが、頼みもしないのに勝手に人の家の庭木を切るなんて
おせっかいにもほどがある。
とはいっても庭を放ったらかしにしていることに私自身うしろめたさがあって
堂々と出て行けない。
留守のふりをして、2階でひっそりしていよう。
しばらくたって鋏の音もしなくなったので、様子を伺うため1階へ降りてみる。
するとピアノの上に、カラーに似た茎の長い白い花を10本程束にしたものが置いてある。
さっきのお爺さんが庭で切った花を置いていったようだ。
その花束を花瓶に入れるため再び2階へ上がると、なぜか和室に母がいる。
「ちゃんとあのお爺さんにご挨拶しないとだめでしょう」とか
「庭を放ったらかしにして。外から見える場所なのだから世間体も考えないと」
といったようなことを言われ、
「なんでお母さんがここにいるのだろう」と、うとましく思っている。
そっと窓の外を覗くと、痩せたお爺さんが大きな植木鋏を持って、庭の中を歩きまわっている。
お爺さんは麦わら帽子を被り、ゆったりとした作務衣のような形の白いシャツと
紺色の袴のようなズボンを身につけている。
白いあご髭を長く伸ばし、褐色に日焼けした手首は枯れ枝のように細い。
この家の前の持ち主か、近所のご隠居さんなのだろうか。
私が庭の手入れをしないので、伸び放題の庭木が気になるのだろう。
悪気はないだろうが、頼みもしないのに勝手に人の家の庭木を切るなんて
おせっかいにもほどがある。
とはいっても庭を放ったらかしにしていることに私自身うしろめたさがあって
堂々と出て行けない。
留守のふりをして、2階でひっそりしていよう。
しばらくたって鋏の音もしなくなったので、様子を伺うため1階へ降りてみる。
するとピアノの上に、カラーに似た茎の長い白い花を10本程束にしたものが置いてある。
さっきのお爺さんが庭で切った花を置いていったようだ。
その花束を花瓶に入れるため再び2階へ上がると、なぜか和室に母がいる。
「ちゃんとあのお爺さんにご挨拶しないとだめでしょう」とか
「庭を放ったらかしにして。外から見える場所なのだから世間体も考えないと」
といったようなことを言われ、
「なんでお母さんがここにいるのだろう」と、うとましく思っている。
by min_y
| 2008-05-19 09:37
| 新しい夢の記憶
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