日常と夢の記憶

雨の奈良公園

奈良へ帰省中、奈良国立博物館で開催されている「超 国宝展」を見に行った。この日は雨が降っていて、奈良公園の中を博物館に向かう途中で雨脚が強くなり、舗装されていない道路は水溜りができてそれを避けて歩くのが大変だった。そのうちに道路が浅い流れになっている箇所も出てきて靴の中も水浸しになってしまう。そんな中、鹿たちは樹木の幹などに体を寄せて雨宿りしていた。雨宿りといってもこの状態では濡れてしまうだろうけど。

二条城

奈良の実家へ数日帰省していたのだが、ついでに京都の二条城で開催されている「アンゼルム・キーファー、ソラリス」展を見に行った。ヴィム・ヴェンダース監督によるキーファーのドキュメンタリー映画がよかったので、二条城で展覧会があると知ってぜひ行きたいと思っていたのだ。

期待に違わずとても魅力ある展覧会だった。

ただ、レビューするには言語表現能力が乏しいので、撮った写真を並べるだけにします（写真撮影OKだったのが嬉しい）。

アシダカグモ

外出先から帰って洗面所に入ったら天井近くの壁に巨大な蜘蛛がへばりついていた。

今年に入ってこの蜘蛛が出現するのは３度目。

１度目は夫が捕まえて外に逃し、２度目は私しかいなかったのでこんな時のために用意していた１００均で買った虫取り網で追い出した。とても素早いので私の技術では網の中にはうまく入らず、網の先で追い立てて玄関から出ていってもらった。

しかし今回は取り逃してしまい、今も家の中にいる。

この蜘蛛、調べるとアシダカグモという名でゴキブリなどを食べてくれる益虫だということなので、家の中にいてくれてもまあ問題はないのかもしれない。何年か前に初めて見た時はかなりショックだったが何度も見ているうちにだんだん慣れてきたというか、ちょっと可愛く感じるようになってきたし。

趣味部屋

ブログネタがなくて気がつくと２週間以上更新が滞ってしまった。

なのでとりあえず私の趣味部屋の一画でもアップしておきます。

この部屋、作品に使えるかと思って取ってある紙類や箱やガラクタ等々で収拾がつかなくなっているため、お見せできるのは今のところこのあたりだけ…（笑）

日本民家園

一昨日、生田緑地にある日本民家園へ行った。

ここには東日本を中心とする古民家が二十数棟移築されている。

大きな農家だった建物が多いが、中には漁村にあった網元の家や街道の宿場町にあった宿もある。

福島県にあった19世紀初期の建物は、何頭もの馬を連れて馬市に向かう人たちの為の宿で、馬と共に泊まれるよう土間には10数頭の馬をつなぐ場所が設けられている。

合掌造りの古民家は全部で4棟。五箇山と白川郷にあった建物だ。屋根が大きいのでなかなかの迫力である。

17世紀後期に建てられたという神奈川県の農家は屋根の上にイチハツの花が咲いている。「芝棟」といって屋根の棟部分に土を入れ植物の根で補強する工法だそうだ。日本民家園には何度も来ているが屋根にイチハツの花が咲いているのは初めて見た。

この日は汗ばむ暑さだったが建物の中はひんやりと涼しい。夏は快適だろうが冬はすきま風でさぞや寒かっただろう。